腎・泌尿器疾患に関わる専門クリニックとして、前理事長の理念を踏まえて現在は、泌尿器科、腎臓内科、循環器内科において2人の専門医が常勤&連携し、診療を行っています。
例えば、血尿といった症状であっても、泌尿器に原因がある場合と腎臓に原因がある場合とが考えられますが、そのどちらであっても対応が可能であることはもちろん、双方の医師が院内で連携することでより精度の高い診察と治療を進めることができます。
半世紀にわたって培ってきた実績と信頼に加え、経験豊富な医師の持つそれぞれの知識や経験を活かし、外科と内科の両面においてもより適切な判断や診療を実現し、クリニックとしては類を見ない充実した体制を整えています。
当クリニックがこの大牟田の地に開院したのは1969年。まだ地域の公立病院でさえ透析医療を行っていなかった時代、地域初の透析センターの実現を目指してのスタートでした。
1971年には念願の透析治療を開始、以来地域の患者さまのために真摯に診療を続けています。
長年院長として透析医療の普及に携わってきた飯田收前理事長は、その豊富な経験を元に現在も患者さまのサポートに力を発揮。また、半世紀に近い実績を持つ透析医療の草分け的存在として、現在では近隣の総合病院や大学病院との医療連携にも力を注ぎ、この地域に無くてはならないクリニックとしての役割を果たしています。
私たちが透析医療をスタートさせた当時は、透析は時間的にも身体的にも患者さまの負担が大きい治療でした。振り返れば、その当時から「少しでも患者さまの負担を軽減したい」という思いが根底にあり、一貫してそれを直向きに続けていくことこそが、当クリニックの意義だと感じています。
治療に使用する医療機器や入院設備、検査機器などにおいても、まず患者さまが快適であることを第一に考え導入。診察室と処置室のプライバシーと快適性への配慮、透析室の空間的ゆとりと空調への配慮、運動や食事に関するカウンセリング指導など、一貫して患者さまのQOL(クオリティオブライフ)を大切にしたきめ細かい対応を心がけています。
上記でもふれていますが、最新の医療設備を導入することは言うまでもなく、長年の診療で感じてきた「患者さまの快適」を実現するために、さまざまな面で工夫しています。
患者さまの身体的負担が軽いと言う観点で導入した内視鏡やレーザー等の手術用機器は九州では1.2を争うほどの速さでした。
加えて、透析室に併設しているカフェラウンジ、専門のインテリアコーディネーターに依頼した内装、談話室、待合室、エントランス前に設けたビオトープ(自然に近い植物と生き物を配したウォーターガーデン)なども全て患者さまが心地よいと感じることを目指した設備です。
省エネルギーと環境への配慮に徹したスマートクリニックの概念を採用し、地球へのやさしさにも目を向けています。