当クリニックでは、低侵襲(身体に対して負担の少ない治療)という観点から、細経内視鏡(Wolf社製、Olympus社製)と専用の手術テーブル(Siemens社製UROSKOP Omnia)、ホルミウムヤグレーザー(LUMENIS製 VersaPuls select)、AMS社製GreenLight laser HPSなど最新の設備で治療にあたっております。
NBI(narrow band imaging)搭載で、小さな腫瘍性病変の発見に威力を発揮します。
尿路結石をはじめ、腎出血、尿路狭窄等に対する診断、治療に用います。ハイビジョン対応の機種ではこれまでの画像では得られない鮮明な画質で、NBI(narrow band imaging)との組み合わせで、小さな病変の発見にも威力を発揮します。
当院は、2021年7月より、結石治療のために新たに、60 Wのホルミウム・ヤグレーザー(Quanta Cyber Ho 60:エダップテクノメド株式会社)を導入致しました。このレーザー機器は、従来の30 Wレーザーに比較して、最大出力の向上は勿論、新たに“Retropulsion control”《プッシュバック》における独自のMasterPULSE技術を搭載しており、高エネルギー及び多彩な周波数設定 (最大60Hz)が可能となりました。( MasterPULSEテクノロジーは結石のプッシュバックを制御することができます) Cyber Hoは従来のロングパルスダスティングの他に60Hzの高周波ダスティングを可能とし、短時間で効率的な砕石が可能となりました。これに合わせて、新たな自動潅流システムEndo flow IIも導入し、より安全な内視鏡手術を提供できるようになりました。
新型レーザーを導入致しました。
2018年1月より、本邦初のLumenis社製ホルミウムヤグレーザーを導入致しました。 当院では、以前より尿路結石の治療を中心に、ホルミウムヤグレーザー(Lumenis社製)を使用しておりましたが、この度後継モデルとして発売された新機種(Lumenis®Pulse30H)を国内で初めて導入致しました。このレーザーの特徴は、従来機種と比較して、より細かいエネルギー設定が出来ること(176種類、旧機種86種類)、パルス幅自動可変式によって結石の移動を最小限に保つことにより砕石効率が最大限上がること、dusting mode(結石を塵のように細かく破砕し砕石中に結石が潅流液で体外に排出させることが出来る)の設定も可能にしたことなどが挙げられます。このレーザーの使用で、結石治療がより効率的かつ安全に行えるようになりました。
当院では、2015年7月より、前立腺肥大症に対する新しい手術術式として、グリーンライトレーザーを用いた光選択的前立腺レーザー蒸散術(PVP)を施行して参りました。この術式の利点は出血が少なく、抗凝固剤内服中でも安全に手術が可能であり、カテーテル留置期間も短いことから、短期入院(3泊4日)で行っております。なお、2019年3月より、これまで使用してきたレーザーの最上位機種であるGreenLight XPSを西日本地区で初めて導入いたしました。このレーザーでは、従来機種(GreenLight HPS)に比較して、最大エネルギーが120Wから180Wに強化され、止血機能も大幅に向上したことで、組織蒸散能力も2倍にアップしています。この結果、これまでは治療困難と考えられてきた前立腺体積が100 ccを超える大きな前立腺肥大症に対しても、安全かつスピーディーな治療が可能となりました。
当院では全機種JMS社製にGC-110Nを採用しており、患者さま一人ひとりのニーズに合わせON-LINE HDF、i-HDF,HDにて対応しています。水処理装置は高水質を提供すると供に、RO水を精製する際に発生する余剰水は中水として、院内の水洗トイレやビオトープ、植栽への散水等に再利用し省エネにも貢献できるような設計になっています
新しい超音波診断装置を導入致しました。
2018年1月より、新しい超音波画像診断装置(HITACHI ALOCA社製ARIETTA 60)を導入し運用しております。本機種は、ARIETTAシリーズの最上位機種であり、画質の向上はもちろん、2種類のドップラーモードを持ち、臓器の微細な血管構造などを鮮明に描出することが可能となっております。当院では、腹部のスクリーニング検査や、心臓エコー、甲状腺など各種臓器にあわせた専用のプローブを用いて診療に役立てております。